子どもの身体が前のめりになる算数授業~なりきり先生~【1】

休み時間が終わり、席に着く子どもたちの気持ちを想像してみましょう。

はい、目をつぶって10秒間。。。
はい、やる気満々の子は、Aさん、Bさんで、まだまだふざけてるのは、Cさん、Dさん。。。
子どもたちの顔が浮かんできたと思います。

多くの子どもが、授業の導入段階では、受け身ですよね。
そこから、どのような手立てで子どもが能動的になっていくのでしょう。

1-1 何もしなければ、子どもたちは受け身のまま、授業を受け続ける。

教師が何もしなければ、子どもは変わらないと考えた方がいいでしょう。
偶然、興味がわく展開もないことはないですが、教師の手立てがあってこそ、子どもたちが変わってくるのです。
表面的におとなしくしていても、それが子どもたちの力を伸ばすことに繋がっているとは限りません。
(価値のある沈黙もありますが…)

1-2 子どもたちの笑顔がでてくるか

そこで、教師の教材研究が必要になってきます。

子どもたちの顔、教室を思い浮かべてね。。。
教科書や指導書を読むことだけが教材研究ではありません。
どういう手立てをうったら、おもしろくなるか、子どもたちの心が動き、考えたくなるような問題がうまれるか。

先生自身の気持ちがワクワクしてきませんか?
そうしたら、その気持ちが子どもたちにも生まれてくるのではないでしょうか。

1-3 何といっても先生の五感を鍛える。

導入の段階で、どんな課題の提示をすればよいのでしょうか。
ケースバイケースで、子どもたちの実態にそって決めることが大事です。

そういう意味では、先生の五感がカギになります。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を磨きましょう。
更に、第六感(雰囲気を感じ取る感覚)も重要です。

そのためには、音楽、映画、演劇、ダンス、グルメなど、芸術・音楽・体育等、普段から多くの体験を重ねることが大事になってきます。