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【不登校の子どもたち】親はどう対応する?家庭ですると良い3つのこと
2024年12月10日
多様性の時代から、不登校も人生の選択の1つとして受け入れられるようになってきました。
しかし、実際にお子さんが不登校を選択された場合、親として不安な気持ちが先に出てしまうことは自然なことです。
「勉強はどうしたら?」
「この先一体どうなるんだろう」
不安な気持ちから悪いことばかりを考えてしまいがちですが、学校に行かないことで、自分の本当にしたいことを見つけるチャンスや取り組む時間がたくさんあるとも言えるのです。
今回は、お子さんが不登校を選択した場合親はどう対応したらよいのか。
チャンスを活かすために、家庭ですると良い3つのことについてお話していきます。
目次
不登校を選ぶ子どもたちの背景にある問題
不登校の主な原因としては、自主的な不登校やいじめ、学習面の困難さ、本人の特性(発達障害やHSCなど)などがあります。
しかし、実際はこれだけに収まらないうえに、複合的に組み合わさっている場合がほとんどです。
まずは例として、不登校の子どもに親がやってはいけないことをいくつかご紹介します。
これだけはタブー!不登校の子どもに親がやってはいけないこと
親は、子どもが困っている時は何かをしてあげたいと思うものです。
しかし、その良かれと思ってしたことが、逆効果である場合があります。
そもそも不登校を選択したお子さんは、心が風邪をひいて動けなくなってしまった状態です。
つらい現実や、苦しい状況という熱を下げるために、「学校」という場所を連想させることには一旦触れないようにしましょう。
そのため、問題を解決しようと不登校の理由を聞き出そうとすることや、学校に行こうと誘うことは逆効果となります。
また、お子さんが苦しんでいる時はできるだけそばにいてあげたいと思いますが、時としてそれも良くないケースがあります。
不登校が自分のせいだと思い詰めてしまう場合、学校に行けないことから親への負い目を感じてしまうからです。
では、いったいどのように接したら良いのでしょうか。
家庭ですると良い3つのことを具体的にご紹介します。
不登校の子どもを持つ家庭ですると良い3つのこと
あまり干渉するべきではないとお伝えしましたが、実はこのご家庭での過ごし方が、その後の子どもの人生に大きく関わっていきます。
では、具体的にすると良い3つの方法を、順番にご紹介します。
1.休息と傾聴
最初に取るべき行動は、休息と傾聴です。
不登校を選択したお子さんのほとんどが、「不登校を選ばざるを得なかった子」です。
耐え続けてきたからこそ、今までよく頑張ったねと、不登校を選択したことを受け入れてあげること。
そして、リラックスできる環境で、心身の休息をすることが最優先となります。
そのため、不登校の理由を無理やり聞き出すのではなく、本人の心が回復し、自分から話してくれるのを静かに待ちましょう。
話してくれたことには、そうだねと傾聴し、否定せず、認めてあげることで、味方がいるという安心感から気力が少しずつ回復していくはずです。
2.学びの継続や学びの機会の提供
休息と傾聴で少しずつ回復し、勉強面や学校に行かないことへの不安を口にするようになったら、オンライン学習や家庭教師など、自宅でも学習できる環境があることを伝えます。
学校に行かなくても良い道があることが、安心感につながるからです。
中には、学校に行こうとする気力をみせる場合もありますが、焦りは禁物です。
不登校は行ったり来たりを繰り返すものなので、長期的な視点で見守れるようにしましょう。
3.子どもの才能や趣味に関連する活動のサポート
不登校が学校に行くことと大きく違うことは、制約がないことです。
学習面だけでなく、好きなことや趣味・特技などを伸ばせるチャンスとも言えます。
個性を尊重し、得意分野を伸ばすためのサポートができるよう工夫してみてください。
不登校の家庭で実践することによって得られるメリットとは?
不登校は、チャンスでもあるとお伝えしましたが、具体的にはどのようなことがあるのでしょうか。
不登校中に実践することで得られるメリットは以下の通りです。
1.安心感や自己肯定感の向上
学校で悩みを抱えた子どもは自信を失くしている場合が多く、家庭での居心地の悪さを感じがちです。
しかし、リラックスできる環境で十分な心身の回復を図ることで、味方になってくれる家族がいるという安心感を得ることができます。
味方がいる安心感は自己肯定感に繋がり、その後の成長において大きなメリットとなります。
2. 学習意欲を維持しつつ社会とのつながりを感じられる
不登校になってしまう子どもは学校から離れることで、学習レベルだけでなく、社会性において遅れが出やすくなります。
そのため、子どもの意思さえあればいつでも学習を再開できるような環境を用意しておきましょう。
例えば、オンラインスクールや家庭教師ですが、メリットは勉強面だけではありません。
今まで学校というコミュニティーに囚われていた子どもにとって、外部の人と関わることは大きな糧となります。
また、コミュニケーションを通じて外へ出る意欲がわいてくる効果も期待できます。
3.知識やスキルを身に着けることで自信がつく
不登校のもっとも大きなメリットは、時間があることです。
その時間を利用して、子ども自身の好きなことや得意なことに集中して取り組む機会を与えてあげましょう。
学校の学びで得られる以上の専門スキルや特性を磨ける場合もあり、目標を設定して得られる達成感や日々の充実感は子どもにとって大きな自信となります。
不登校を選んだ子どもたちや保護者におすすめのサービス
多様性の時代から、不登校の子どもたちに寄り添ったさまざまなサービスを見つけることができます。
1.オンラインスクールや家庭教師
学習方法もさまざまありますので、お子さんにあったものを選択できるよう調べておくことをおすすめします。
2. 子どもの特性や感性を磨く活動への参加
学習面だけでなく、お子さんの個性や才能を伸ばすための活動としておすすめなのが「ハジケルラボ」です。
ハジケルラボとは、子どもから大人まで遊びながら学べる「STEAMS」のコンテンツを取り入れた新しいスクールです。
STEAM教育とは、科学、技術、工学、芸術、数学、などの理数教育に創造性教育を加えたもので、知ると創るのサイクルが学べるこれからのAI時代に最適な教育方法です。
自宅でも楽しめるカリキュラムもあるため、不登校のお子さんにぜひすすめしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
不登校とは、子どもだけの問題ではなく、ご家庭にも大きな悩みと不安がのしかかります。
しかし、ただ不安な時期を過ごすのではなく、チャンスに変えることが大切なのです。
お子さんが自分の力で立ち直る時まで、必要なサポートを受けられるよう、さまざまな場所に相談し、自ら選択した道が花開き、自信につながるよう見守ってあげましょう。