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世界の起業家教育
2024年03月06日
日本
- 日本の中学生の3分の1以上が「起業家教育」を受けている。
- 授業内容として多いのは、企業が自社の新商品やサービスの開発を中高生に体験させるようなもの
- スタートアップ(新興企業)を育成するための「5か年計画」に、小中学校や高校への働きかけを強化する方針
- 文部科学省では、スタートアップの担い手となる人材を育成すべく、アントレプレナーシップ教育(=起業家に必要な精神や能力を育むことを目指した教育方法のこと)に力を入れている。
中国
- 中国の教育システムでは,普通教育においてキャリア教育が積極的に取り組まれることはなかった
- 1990年代末に始まる高等教育の規模拡大により,2003年以降,大学卒業者が大量に就職できない状況が発生。これらの状況から政府や教育界はキャリア教育の重要性を認識し2000年代に本格化
- 起業を望ましい職業選択と考える人の割合は、中国では 79%
- ものづくりを通じた学習が行われている
- 清華大学には「Dream course」という授業があり、ビジネスのやり方や会社という構造について学ぶことができる
インド
- 日本では意外と知られていないが、インドではスタートアップが盛んである。
- インドのスタートアップ市場は、中国、アメリカという超大国の中で3番目の規模である。
- インドのオンライン教育企業「Byju’s(バイジュース)
- インドの中央中等教育委員会(CBSE)は小中学生向けにデザイン思考とイノベーションのコースを立ち上げた。
アメリカ
- 小学校低学年の頃から積極的にアントレプレナーシップ教育を導入。
- 高校生までの間に起業家教育を施すことが重要だとして、学生が起業について学べる環境が整っている。
- アメリカのシリコンバレーの家庭で「モンテッソーリ教育」に注目が集まっている。
- アメリカでは子供向けに体系的な「起業家教育」を開始されたのは1945年頃
ヨーロッパ
- フィンランドでは、国が注力する7つのテーマ「Transversal Competence」があり、そのひとつに「ワークライフスキルとアントレプレナーシップ(働く力と起業家精神)」という項目が含まれている。
- 好きなことを仕事にするための学びを深めているのがフィンランドの教育
- エストニアでは、起業家教育は小中高レベルで一般的能力及びカリキュラムをまたがった目標として明示的に国のカリキュラムの中で認識されている。
- エストニアが多くのスタートアップを輩出する背景には、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育の充実もある。