小学生の起業教育とは?|お金・探究・プレゼンまで学べる理由

「小学生に起業教育って、ちょっと早くない?」

そう感じる保護者の方もいると思います。

「会社を作るの?」

「社長になるための勉強?」

「お金儲けを教えるの?」

でも、子どもの起業教育は、それだけではありません。

むしろ大切なのは、

自分で考える。
人の困りごとに気づく。
アイデアを出す。
調べる。
お金について考える。
相手に伝える。
まずやってみる。

という経験です。

起業を「題材」にすることで、学校の教科だけでは分かれて見えやすい学びを、ひとつにつなげることができます。

※小学生の習い事選び全般については、小学生の習い事、何を選ぶ?|塾・スポーツ以外で伸ばしたい力もあわせてご覧ください。

起業教育は、全員を起業家にするための教育ではありません

「起業教育」という言葉だけを見ると、将来会社を経営する子のための特別な教育のように感じるかもしれません。

でも、本来の価値はもっと広いところにあります。

たとえば、

「誰かが困っている。どうしたら解決できる?」

「こんなものがあったら便利では?」

「自分の好きなことを誰かの役に立てられないかな?」

と考える。

そして、

自分なりの答えをつくり、実際に行動してみる。

これは、将来どんな仕事に就いても必要になる力です。

たとえば「ジューススタンド」から何を学べる?

起業教育の面白いところは、身近な題材からたくさんの学びにつながることです。

たとえば、子どもがジューススタンドを開くとします。

最初に考えるのは、

誰に売る?

子ども向け?

大人向け?

スポーツの後に飲みたい人?

次に、

どんなジュースにする?

甘いもの?

健康を意識したもの?

地元の果物を使う?

さらに、

いくらで売る?

100円?

300円?

500円?

ここで、お金の学びが始まります。

材料費はいくら?

売上はいくら?

残るお金はいくら?

つまり、算数の計算が「問題集の中の数字」ではなく、実際の意味を持った数字になります。

「売上」と「利益」は同じではない

子どものお金教育というと、お小遣いの使い方や貯金を思い浮かべることが多いかもしれません。

もちろん、それも大切です。

でも起業教育では、

どうやって価値を生み、その対価としてお金を受け取るのか

まで考えます。

たとえばジュースを300円で10杯売ったら、売上は3,000円。

でも、材料費や容器代などが2,000円かかったら、残るのは1,000円です。

ここで、

「売上と利益は違うんだ」

と実感できます。

こうした学びは、お金を単なる数字としてではなく、仕事や価値との関係で考えるきっかけになります。

※お金教育を家庭でどう進めるかは、小学生のお金教育、何から始める?|お小遣いだけでは身につかないお金の学びで詳しく解説しています。

お店を大きくしたら、さらに問題が増える

次に、

「もっとたくさん売りたい」

となったらどうでしょう。

一人では作れない。

人を雇う?

お店を借りる?

広告を出す?

すると、

人件費。
家賃。
宣伝費。
在庫。
リスク。

など、新しい問題が出てきます。

ここで重要なのは、先生がすぐ正解を教えることではありません。

「どうしたらいいと思う?」

と子ども自身が考えることです。

起業教育は「正解のない問い」がたくさんある

学校のテストでは、多くの場合、答えがあります。

でもビジネスには、

「絶対にこれが正解」

という答えがないことも多いです。

たとえば、

「価格は300円と500円、どちらがいい?」

「子ども向けと大人向け、どちらを狙う?」

「品質を上げる?安くする?」

どちらにも理由があります。

だから、

自分で考える。
根拠を持つ。
人の意見を聞く。
もう一度考える。

という経験が必要になります。

探究学習とも相性がいい

起業教育は、探究学習とも非常に相性があります。

たとえば新しい商品を考えるとき、

「本当に必要としている人はいる?」

「似た商品はある?」

「どんな人が買っている?」

と調べます。

そこで、

問いを立てる
→ 情報を集める
→ 比べる
→ 考える
→ まとめる

という探究の流れが自然に生まれます。

単に検索して終わるのではなく、

「この情報は信頼できる?」

「別の資料ではどう書いてある?」

「数字を比べたら?」

という調べ方そのものも大切です。

※探究学習のテーマの見つけ方や進め方は、小学生の探究学習とは?|テーマの見つけ方と家庭でもできる進め方で詳しく解説しています。

AI時代だからこそ、「何を聞くか」が重要になる

今はAIに質問すれば、たくさんのアイデアを出してもらえます。

文章も書いてくれます。

資料もまとめてくれます。

だからこそ、子どもに必要なのは、

AIを使わない力ではなく、AIをどう使うかを考える力

です。

たとえば、

「もっと売れる商品を考えて」

とAIに聞くだけではなく、

「誰向けの商品なの?」

「本当にその人は困っている?」

「どの案を選ぶ?」

「なぜそれがいいと思う?」

と考える。

AIが答えを出してくれる時代ほど、

問いをつくる力、選ぶ力、判断する力

が重要になります。

※AI時代に子どもに必要な力については、AI時代、子どもに必要な力とは?|知識だけでは足りないこれからの学びで詳しく解説しています。

プレゼンすることで、考えが整理される

自分では「わかっている」と思っていても、人に説明しようとすると、

「あれ?」

となることがあります。

これは大人も同じです。

プレゼンするためには、

「何を一番伝えたい?」

「どんな順番で話す?」

「相手は何を知りたい?」

と考える必要があります。

だからプレゼンは、単に人前で上手に話すための練習ではありません。

自分の考えを整理する学習

でもあります。

※プレゼンが苦手な子への具体的な練習法は、小学生のプレゼン力を伸ばすには?|人前で話すのが苦手な子の練習法で詳しく解説しています。

学校の授業にもつながる

起業教育で身につける力は、学校の学習ともつながります。

算数・数学

価格、売上、利益、割合、データ。

国語

理由を書く。説明する。相手に伝わる文章をつくる。

社会

仕事、会社、経済、地域、産業。

総合・探究

問いを立てる。調べる。比較する。まとめる。発表する。

つまり、

学校で習った知識を「使う場所」

にもなるのです。

テストではできるのに、説明になると苦手な子にも

私は公立小中学校で30年以上、子どもたちを見てきました。

その中には、

一問一答式の問題は得意。

計算もできる。

知識もある。

でも、

「なぜ?」

「あなたはどう考える?」

「みんなに説明してみよう」

となると、自信がなくなってしまう子もいました。

真面目な子ほど、

「間違えたくない」

「正しい答えを言わなくては」

と考えることもあります。

そんな子に必要なのは、

正解のない問いに慣れる経験

かもしれません。

起業教育で育てたいのは「起業家精神」

起業家精神というと、強いリーダーになることを想像するかもしれません。

でも、もっと身近に考えていいと思います。

「やってみたい」

と思ったことを、

「無理かも」

だけで終わらせず、

どうしたらできる?

と考える。

うまくいかなかったら、

別の方法を試してみる。

人の意見を聞いたら、

自分の考えを変えてみる。

こうした姿勢そのものが、起業家精神の一部です。

※家庭でできる主体性の育て方については、子どもの主体性を伸ばすには?|「自分で考えて動ける子」を育てる関わり方もあわせてご覧ください。

なぜ子どもの頃から起業家教育が必要なのかについては、『子どもの時から起業家教育が必要な3つの明らかな理由』でも詳しく紹介しています。

CEOキッズでは、段階的にビジネスを学ぶ

CEOキッズのアドバンスコースでは、身近なビジネスを入口に、段階的に学習を深めていきます。

たとえば、

小さなお店を考える

から始まり、

価格や利益を考える

お店を大きくする

人を雇う

リスクを考える

新しいビジネスを考える

リサーチする

ビジネスプランをつくる

プレゼンする

と進んでいきます。

一度のイベントで終わるのではなく、繰り返し考え、調べ、話し、発表することで力を育てていきます。

起業教育の学びのステップを示す図解

静岡藤枝校では「起業 × 探究 × 表現」をつなげる

CEOキッズアカデミー静岡藤枝校では、起業カリキュラムを学ぶだけではありません。

元小中学校教員としての経験を生かし、

学校の学びとのつながり

も大切にしています。

さらに、

  • 少人数でのブレインストーミング
  • 探究・リサーチ
  • インプロ
  • 短い発表
  • プレゼン
  • AIの活用

なども取り入れながら、

考える → 調べる → 発想する → 伝える → 試す

を繰り返します。

特に、

「勉強はできるけれど、自由に発想するのは少し苦手」

「人前で話すことに自信がない」

「自分から何かを始めることが少ない」

というお子さんにも、新しい学び方になると思います。

起業に興味がなくても大丈夫

「うちの子は社長になりたいと言っていない」

もちろん、それで大丈夫です。

CEOキッズは、将来必ず起業する子だけのための教室ではありません。

どんな仕事を選んでも、

考える。
調べる。
人と話す。
自分で決める。
伝える。
やってみる。

という力は役立ちます。

起業は、その力を楽しく実践するための「題材」の一つなのです。

まずは親子で体験してみませんか?

「起業教育って、実際にはどんな感じなんだろう?」

と思ったら、まず体験してみるのが一番わかりやすいです。

CEOキッズアカデミー静岡藤枝校では、親子で参加できるオンライン無料体験会を開催しています。

約60分の中で、子どもは約25分の起業ワークを体験します。

たとえば、

「誰に売る?」

「いくらにする?」

「どんな工夫をする?」

と考え、自分のアイデアを短く伝えてみます。

保護者の方には、本講座の学習内容や受講方法についてご説明します。

「自分で考えるって、おもしろい。」

そんな感覚を、まず一度体験してみてください。

自分の考えたビジネスアイデアをプレゼンする子ども